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新大阪の看護予備校‐SPI数学塾の看護学校受験・現代文に対する考え
医療系ということや数学の受験科目の学校が多く理系のイメージが強い看護学校・看護大学ですが、現代文が必須受験科目になっている場合が多いです。
しかし、漢字を覚える以外に勉強方法が確立しにくい科目でもあります。
現代文が得意な方は小さい頃からフィーリングで解くだけで高得点が取れますし、中高の定期考査はノートの丸暗記で事なきを得られたりします。
従って、いざ現代文の受験勉強となった時に定番の学習法が分からないという受験生が多いのです。
現代文の問題には論説文と小説文がありますが、看護系は論説文が多い。
ここに看護系現代文の勉強方法のヒントが隠されています。
確かに小説文は先天的なセンスに依るところが大きく、学習をしても効果が表れにくいです。
しかし、論説文は感情が含有されず著者の意見を読者へ論じている文章です。
著者の意見を一方的に述べれば良いのですが、別の意見を比較することで、より納得させやすくなるのです。
例えば、終末医療なら「少しでも長生きできるよう病棟で医療を受け続けるべき」という考えがある一方、「最後は患者さんが人間らしく過ごせるよう、家で医療を受けるべき」という考えもあります。
論説文とは、こういった2つの対立する考えを比較して、どちらが正しい(優れている)と著者が考えているのかを論じている文章です。
それを見抜くことで、紛らわしい選択肢であっても、どの選択肢が妥当かを選べるようにしていくのです。
起承転結なんてのも、まさに論説文の典型的な構成ですね。
こういった構成になるが故、逆接や順接、対比等の接続詞が文章に入ってくるのです。
起承転結や接続詞は小学校で習い始め、小学校では論説文を易しくした説明文を学びます。
それが中学になると、評論文と言われるようになり、高校で論説文と言われるのです。
もし現代文が苦手と思われている方は、小学校の説明文の単元から学習すれば良いのです。
そして、接続詞・指示語・段落分け・要約等の単元も小学校の問題集にあり、それらも併せて学習するのが良いのです。
看護学校に関しては、必ずしも問題のレベルが高校生レベルとは限らず、中学2年レベルの問題も多く見受けられます。
ですから、看護学校受験の場合であれば、小中学校の問題集を解くことは重要なことなのです。
看護大学の現代文は難しい
レベルにも依りますが、看護大学の現代文は難しい場合が多いです。
論説文でも難易度の高い芸術論や哲学論が出題される場合があります。
このレベルの論説文になると、理系の私では説明が難しいですね。(すみません)
看護学校の漢字の比重は高い
看護学校入試では、漢字の出題が多いです。
しかも、必ずしも高校1年レベルの漢字だけでなく、中学校レベルの漢字が出題される場合もあります。
熟語で出題されるので、その場合にどう読むのかを知っておく必要があります。
例えば、他人事の読みは「たにんごと」が誤りで、「ひとごと」が正解です。
一段落の読みなら「ひとだんらく」は誤りで、「いちだんらく」が正解です。
こういったレベルの問題も出題されるので、幅広く学習しておく必要があります。